節税効果を高めるために、確定拠出年金の制度を利用したいと思う方も多いですよね!
会社の制度で企業型確定拠出年金(企業型DC)の制度がある会社に勤めている方は加入されている人も多いのではないでしょうか?
私もその中の一人で現在も企業型DCの加入者です
金銭的な余裕があれば、企業型DCの拠出だけでなく、個人型の iDeCoとの併用、もしくはマッチング拠出などして拠出金額を増やしたいと考える方もいると思います。
私もDCとiDeCo併用して節税効果を高めたいと思っていた一人です
ネットでも企業型DCと iDeCoの併用は可能と書いていたのを見たこともあり、企業型DCと個人型 iDeCoの併用はできるものだと思い込んでいたんです。
ですが、実際に会社の人事に問い合わせしてみると
- 企業型DCと個人型の iDeCoの併用はできない
- マッチング拠出もできない
- 企業型DCをやめて iDeCoだけに加入することもできない
正直私のやりたいことは、企業型DCに入りながらでは全てできなかったんです。
えーなんでよ〜!!!
そこで今回の記事では、企業型DC加入者の私が個人型 iDeCoに入れなかった理由を本記事にて解説していきます。
あくまでも私が勤務する会社の場合ですが参考になる部分はあると思います!
気になる方はぜひ読み進めてみてくださいね!
企業型DCとiDeCoが併用できるかは会社次第
企業型DCとiDeCoは必ずしも併用できません。
企業型DCを導入している全ての会社で個人型iDeCoと併用できるわけじゃないんです
会社の規則でDCと iDeCoの併用を認めていなければ、企業型DCと iDeCoの併用をすることはできないんです。
企業型DCと iDeCoを併用する方法はある?
現状、会社の制度で企業型DCと iDeCoの併用が認められていなければ方法はありません。
私も人事担当に聞きましたが現状うちの会社の場合は併用は認められていないため利用することができませんでした
ただし、2022年10月から法改正により、企業型DCとiDeCoとの併用を選ぶことができるようになるので選択肢の幅は広がります。
今は会社の規則で併用が認められていなくても、法改正があれば多くの人が 企業型DCとiDeCoの併用が可能になるんです。
企業型の確定拠出年金でマッチング拠出をしている人はそちらが優先されますので、企業型DCでマッチング拠出をしている人は iDeCoと併用することは出来なので注意してくださいね。
併用についてはこちらの記事が参考になります。
→成立! 今まで入れなかった750万人にプラス、iDeCoの法改正をポイント解説
iDeCoの代わりにつみたてNISAをするのもアリ
現状ではDCとiDeCoは併用ができないので、iDeCoのかわりにつみたてNISAをするという方法も個人的にはおすすめです。
私もつみたてNISAでお小遣いの一部を資産運用をしています
iDeCoやつみたてNISAで投資できる投信は、原則、長期の資産形成に向く商品に絞られていますので、 iDeCoとつみたてNISAは同じ投信を取り扱っている場合もあります。
DCとつみたてNISAは併用することが可能で、つみたてNISAの運用可能期間は最大20年です。
運用益に対しては非課税なので、つみたてNISAでも十分長期の資産運用を行うことができます。
ただし、つみたてNISAにはiDeCoの様に所得税控除の恩恵は受けられませんので、所得税の控除に重きを置く方は法改正まで待った方が無難だと思います。
マッチング拠出ができるのかも会社次第
企業型DCからマッチング拠出できるかどうかも会社次第です。
会社の規則上できなければ現状できないし、できるようにするには会社主導で動いてもらい制度を変えてもらわなければなりません。
私の会社でも過去にマッチング拠出をしたい人がいた様ですが、マッチング拠出を希望する人が少ないと会社の協議にもかけられないと言われました。
正直、現状できないと言われたのであれば制度を変えるしかありません!
すぐに対応できるものでもありませんし、ましてや社員一人が希望したところで会社が動いてくれる可能性はほぼゼロですよね。
現状、会社でマッチング拠出が認められていないのであれば「できないもの」と思ったほうがいいでしょう。
企業型DCを辞めてiDeCo単独で運用できる?
企業型DCの加入を辞めて、iDeCo単独で運用できるかも会社次第です。
私の会社の場合は企業型DCをやめることはできません
辞めることができない理由は、会社の退職金規則により、正社員は確定拠出年金から支給を受け取ることになっているからです。
退職金制度の一環として企業型DCの制度を導入している会社の場合は、企業型DCを辞めることが難しい場合が多いようです。
逆に福利厚生制度の一環として、企業型DCを導入している会社だと辞めることができる場合もある様です。
あくまでも制度は会社によって異なるため気になる人は会社の人事担当に聞くのが一番良いです!
まとめ
会社にほぼ全ての決定権限があるのが企業型DCの特徴です。
会社が指定した信託会社のラインナップから投信を選ばざるを得ませんし、拠出金額も役職に応じた金額である場合が多いので投信選択の自由度は下がります。
つみたてNISAなどで長期資産形成を試みるか、法改正まで待って個人型iDeCoに加入して資産運用をするか一度しっかり考えてみることをおすすめします!