家庭と仕事の両立のため産休明けに時短勤務を選択する方もいますよね。
私も子育てと仕事を両立するために時短勤務をしているワーママの一人ですが、予想はしていたものの、子育てと仕事の両立は思った以上に大変です。
時短をする前は30時間ほど残業をしていたので、勤務体系を時短勤務に変更することに不安がありました。
ほんとに早く帰れるのかとか、仕事量は減るのかとか。
正直、「名ばかり制度」ではないかと始める前は不安も多かったです。

ほとんどのワーママが同じことを心配しますよね
そこで今回の記事では、悩める共働き主婦のために、現役時短ワーママの私が残業事情や休日出勤など時短勤務の現実について紹介していきたいと思います。
時短勤務は案外しんどい!時短=楽という方程式は成り立たない
時短勤務は言うほど楽でもないというのが率直な感想です。
理由は終わりの時間が明確に決まっているため、フルタイムの時より納期に追われるから。

とにかく時間がたりないんです!!
もちろん時短勤務は周囲の協力があってこそ活用できる制度ですから、同僚や上司に迷惑をかけることも多いです。
フルタイム勤務の人の方が負担が多く忙しいのは重々承知しています。
ですが時短勤務下で突発の案件が立て続けに続いたり、子どもの発熱が重なったりして休まざるを得なくなると仕事の納期がどんどん迫ってくるので残業や休日出勤をせざる得ない時もあります。
残業や休日出勤が続くと「小さい子どもがいるのにこんな働き方をしているのは自分だけなのでは?」とか、正直そんな気分になることもあります。
もちろん、時短勤務は周囲の協力があってこその優遇制度なのは重々承知しているつもりです。
ですが、中小企業だと従業員が少ないので時短勤務であろうが、正社員であれば責任のある仕事を任されることが多いのが現実です。
なので必ずしも時短=楽という方程式は成り立たないです。
時短になって業務ボリュームが劇的に減るわけではなかった
時短だと多少はフルタイムのときより業務量は減ります。
ですが、劇的に減るわけではないです。

もちろん配慮はしていただけました!
言うなればフルタイムの仕事量のまま、無理やり時短勤務で最低限ぜったいやらないといけない仕事だけを終わらせているっていう感じ。
時短勤務は基本的には終わりの時間が決まっていますから、帰っていいよと周りからは言われます。
だからと言ってその仕事を変わりにやれるか、他の人がやってくれるかと言ったら、残念ながらそうではないということを頭に入れておいた方がいいです。
特に私は比較的専門性が高い業務を担当しているからかもしれません。
次の日に持ち越し、そして次の日また必死にやって、運良く終わる場合もあれば、またさらに次の日に持ち越しといった具合です。
そして終わらない分は休日出勤や休憩時間をつぶして対応するという流れです。
時短勤務で残業はどれくらいある?
わたしは時短勤務で忙しい時期だと40時間くらいの残業をしていました。
2時間の時短を取っているので、ほぼ定時フルタイム勤務になります。
このうち20時間は休日出勤で対応をしているので、残りの10時間が平日残業、さらに残りの10時間が自宅へ持ち帰りの仕事です。
もちろん自宅で持ち帰った仕事の残業代なんて出ませんし、持ち帰りの仕事なんて会社にも報告なんてできません。(本来やっちゃダメだから!)
大企業であれば従業員数が多いので時短の人が終わらない場合は上司がやるという体制が整っています。
ですが中小企業になるとフォローできるような人材を用意してくれることの方が少ないんです。
専門性が高くなればなるほど業務がある程度こなせる様になるまで時間もかかります。
教育も大変ですから時短勤務でも忙しい時期は主戦力となり作業することになります。
時短でも正社員ならば残業は避けられないこともある
本来、育児や介護による時短勤務は残業を命じられたら断れます。
本人が会社に対して申し出れば、事業主(会社)は残業をさせてはならないという決まりがあるからです。
法律上はそうなんですが、実際には正社員だとそうはいかない、言ってられない現実があります。
一緒に働いているメンバーが非正規だったり、経験が浅い若手であればボリュームの大きい仕事を任せることができません。

わたし時短だから!
あとよろしく!さようなら!
って気持ちよく言える人ならいいでしょうが、大半の人は責任感があるので時短であってもやっぱりファローに入りますよね?
非正規だと正社員より責任のある仕事は嫌がられることも多いです。
それが悪いことではなく、正社員としてやっぱりリスクを背負ってあげなければなりませんので、時短でも残業0は難しいのが現実なんです。
休日出勤で業務調整する方が気楽で精神的に良い
わたしは現在も時短勤務をしていますが、業務が間に合わないときは休日出勤で調整をしています。
平日は保育園のお迎えのタイムリミットもありますし、ただでさえ子どもといれる時間が少ないので平日は出来るだけ早く迎えに行ってあげたいからです。
さらに休日の方が出勤している従業員が圧倒的に少ないので、問い合わせが全くなく仕事も捗ります。
休日であればご飯さえ準備して会社に出れば夫が子どものお世話をしてくれますし、親がいるので保育園に長い時間預けるよりは子どもに寂しい思いをさせずにすみます。
何より保育園のお迎えのタイムリミットがないので平日より戦々恐々と仕事をしなくていいので基本的に間に合わない分は休日出勤で対応した方が案外気楽なんです。
休日出勤で業務調整する方が気楽なので、どうしても仕事が終わらないときは休日出勤がおすすめです。
まとめ
時短勤務はフルタイム時より残業時間は減りますが、中小企業とかですと残業や休日出勤が必要な場合もあります。
とにかく時間が足りませんので、就業時間は集中力をフルマックスに高めて効率よく業務を行うことが大切です。
正社員であれば残業が避けられない時もあるので、保育園のお迎えなどで平日は残業ができない場合は休日出勤などをうまく活用しながら勤務することをお勧めします。
どうしても残業ゼロ、休日出勤ゼロで仕事をしたいのであれば正社員での働き方を考えた方がいい可能性もありますので、これからの勤務体制に不安がある方は一度エージェントに話を聞いてみるのもいいかもしれませんね。