小型インコといえどマメルリハの本気噛みは爆裂痛いです。
決してからだが大きいインコではなくても、ラブバード以上の子に噛まれると痛い思いをすることになります。
マメルリハの場合、時には出血することもあるので、噛まれたことによって放鳥するのが怖くなる飼い主の方も多いのではないでしょうか?
ひどい噛みぐせが治らないと日々の放鳥時間が苦痛になり、最悪インコを手放す飼い主さんもいたりします。
そうならないために、
最初の段階で「噛む」=「いけないこと」という「しつけ」を行うことはインコを飼う上でとても大事なことです。
そこで今回の記事では、マメルリハの本気噛みの改善方法やインコのしつけについて紹介していきたいと思います。
そもそもインコのしつけは可能?
一部しつけをすることが出来ないこともありますが、インコのしつけは可能です。
インコが大型になればなるほど知能は高くなるので、大型インコの方がしつけはしやすくはあります。
しかし、小型でもある程度はしつけをすることができます。
我が家も根気強く何度も教えて、最近は12年間一緒にいるマメルリハから本気噛みされることは少なくなりましたのでインコのしつけ自体は可能ですよ。
トイレのしつけはできない
た「トイレのしつけってできるの?」と聞かれることもありますが、こればっかりはできません。
インコはつねに体を軽く保つためにどこでもフンをしますので、トイレのしつけは出来ないんです。
インコは空飛ぶ生き物なので、本能的に体を常に軽くしておく必要があるためだそうで、トイレのしつけだけは出来ないみたいですね。
ご褒美がないと頑張れない
ご褒美がないと、しつけをすることが難しいのでご褒美は準備してあげるのがおすすめです。
サーカスの練習でも、芸ができたら指導員はご褒美のおやつを渡しますよね?
それと一緒で、結局懐くのは餌付けです。
頑張った時の美味しいご褒美をインコたちは待っています。
しつけをする際は必ずご褒美のおやつや大好きな野菜を準備してあげましょう。
しつけで大事なのは噛む状況パターンを把握すること
まずはインコの噛む状況パターンを把握することが大事です。
インコにとって「好まない環境」を放鳥中に絶対につくらないということを徹底してください。
我が家の場合ですが、「インコと私」or「インコと主人」といった1対1の状態じゃないと興奮状態になり手がつけられなくなります。
マメルリハはラブバードのカテゴリに入り、大好きなのは一人だけというタイプのインコたちが多いです。
おそらく一人を独占したいためだと思いますが、とにかく部屋の中に複数人いることが気にいらない性格です。
放鳥時間は短いんだからわたしだけを見てほしいだなん
この環境になるとすぐさま攻撃体制に入ってしまうので、放鳥担当者以外は別室に移動し、出来るだけ気配も消すようにしています。
放鳥の時間にインコが機嫌が悪くなるシュチュエーションを作ると飼い主にとって「放鳥の時間=苦痛の時間」になってしまいます。
まずは、その子の機嫌が悪くなるクセや状況を観察して、放鳥の時間にそのシュチュエーションにならないように気をつけることが大切です。
噛まれたら強めに息を吹きかける
もし本気で噛まれたら、インコのくちばしをめがけて「フッ」っと短く勢いよく息を吹きかけて注意しましょう。
この方法は色々な飼育書にもよく書いてあることですが、我が家も実践して効果を感じることができましたので手順を紹介します。
- くちばしをめがけて短く強く息を吹きかける
- インコの目をしっかり見て「いけない」と強めの口調で教える
とても簡単ですよね。
息を強めに吹くかけると、一瞬インコがびっくりして噛むことをやめると思います。
その後にインコの目を見て、「いけない」と強めの口調で言うことがポイントです。
「だめ」ではなく「いけない」と言う理由は、本当に叱っていることをインコにしっかり理解させるためです。
「だめ」という言葉は日常の会話でよく使う単語なので、「いけない」と言うことでインコに叱っていることを伝えます。
インコは噛むことでストレスを発散する生き物でもあるので、全く噛まないようにするのは不可能です。
しかし、飼い主との信頼関係がしっかりと築ければ本気噛みはほとんど無くなるはずですので根気よく続けてくださいね。
噛まれたらケージに強制送還する
噛まれたらケージに強制送還するのもひとつの方法です。
何度叱っても言うことを聞かない時は、放鳥時間を短めに切り上げてケージへ強制送還させていました。
なんどもケージに戻されると、時間はかかりますがインコ自身が「噛んだらケージに戻される」ことを学習してくれます。
飼い主としては少し心が痛いところもありますが、本気噛みがすごい時は有効な手段として我が家では採用しています。
良く出来たらとにかく褒めて伸ばす!
何か良いことをしたら、とにかく褒めてあげることも大切です。
この時にただ褒めるのではなくて、しっかりご褒美を与えてあげることが大事です。
動物なので態度で褒めるよりも、その子が大好きな食べ物を与えることが大切です。ここは人間とは違いますよね。
我が家の場合は、飼い主が「ステップアップ!」と言うと、マメが指に乗る芸を仕込んでいます。
成功したらご褒美としてニンジンを与えていますので、人参欲しさにどんどんステップアップします。
ステップアップ出来たから人参ちょうだい!
放鳥時はニンジンが食べれる!
と学習しているので意気揚々とケージから出てくるようになりました。
まとめ
- 噛む状況パターンを把握してそのシュチュエーションを作らない
- 噛まれたら息を強く吹きかけ「いけない」と叱る
- どうしてもいうことを聞かない場合は強制送還もアリ
- 良くできたらご褒美をあげて褒めてあげる
上記の方法を根気強く行うことで、我が家では本気噛みされることはほとんどなくなりました。
インコってしつけできるの?と色々な人によく聞かれますが、なかなか賢い生き物なので、経験上ある程度まではしつけが可能だと思っています。
根気強く教育すれば本当に覚えてくれますので、皆さんの愛鳥もきっと答えてくれるはずです。
学習してコミュニケーションを取るのが結構楽しくなってきますよ。
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