インコの健康診断や体調不良の時に困るのが「どこの動物病院に連れていくか」ということです。
インコも扱えるとうたっている病院でも、実際は触診すらまともに出来ないなんてことも普通にありえます。
信頼できるかかりつけ医がいれば良いですが、インコを診察できる動物病院は限られるので、飼い主としては本当に困りますよね。
インコは病気を隠す生き物ですので、体調が悪くなった時にはすでに状態が悪い場合が多いです。
「インコを正しく診察できる動物病院に行く」ということが命を守る上で非常に重要なポイントになってくるので動物病院選びはとっても重要です。
そこで今回の記事では、10年以上インコと生活をしてきた私がインコをしっかり診察できる動物病院のポイントについて紹介したいと思います。
まずは電話してインコの診察が可能な病院か確認する
まず大前提として事前にインコの診察が出来るか必ず確認の電話を入れてください。
インコをしっかり診察してくれる動物病院はほんっとに少ないので診察すらNGな動物病院が多いんです。
基本は犬猫専門の病院ばかりなので、突然行っても無駄足になる可能性が高く、満足に診察してもらえない可能性もあります。
私も自宅周辺の犬猫動物病院に飛び込みで診察してもらったことがありましたが、触診すらできず原因不明で帰されたことがありました。
その経験から納得のいく診断結果をもらうために、遠くてもインコの診察に特化した動物病院に通うようになりました。
少し遠くても確実に診察出来ると言ってくれた先生の病院へ行きましょう。
インコの健康診断を実施している病院であること
インコを診察出来る病院では健康診断を実施している病院が多いです。
普段から健康診断などでインコの受け入れを実施している病院であれば飼い主も安心して診察してもらえます。
動物の診察は個別に保険に入っていない限り保険適用外となり実費になります。
しかし、健康診断の費用自体は意外と安く、初診でも2,000円〜3,500円程度である事がほとんどなので、病気が発見されない限り高額な費用が発生することはありません。
インコの健康のためにも定期的に診てもらうことをおすすめします。
我が家もインコがどんなに元気そうに見える時でも、半年に一度は動物病院に連れて行き健康診断をしてもらっていますよ。
糞便検査やそのう検査が出来るか確認する
電話で確認する時に、糞便検査やそのう検査をしてもらえるか確認してみましょう。
そのう検査とは?
そ嚢検査は鳥の一般検査です。保定が必要になるので、検査をする場合には呼吸に異常が無いことが条件になります。
鳥のそ嚢は消化管の一部であり、食道が憩室状に膨らんだものです。その機能は、食物を一時貯留して、水和、軟化し、唾液中の酵素によって食物の分解が開始され、消化を助けています。
糞便検査とそのう検査がセットで実施される病院も多いですが、そのう検査はインコへの負担が大きいので医師が必要ではないと判断した場合は実施しない可能性もあります。
しかし糞便検査の場合は必ず実施するはずです。
今まで12年間健康診断してきましたが糞便検査をしない病院は一度もありませんでした。
体調が悪いインコの糞便検査を実施しない獣医師の場合は注意した方がいいかもしれません。
まとめ
インコをちゃんと診てくれる動物病院選びのポイントをまとめます。
- インコの診察が可能か事前に確認する
- インコの健康診断を実施しているか確認する
- 糞便検査やそのう検査を実施しているか確認する
飼い主が少しでもおかしいと思ったらインコが診れる病院に連れて行ってあげるべきだと思います。
インコは体調が悪い様子を飼い主にはなかなか見せず、病気を見落としがちですが、インコの健康を守れるのは飼い主だけなので注意深く見てあげることが末永くインコライフを送るコツですよ。
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