インコの防音といえばアクリルケースが有名です。
集合住宅でインコと暮らす場合、インコの鳴き声による近隣住民からの苦情が気になりアクリルケースの購入を検討される方が多いと思います。
防音目的でアクリルケースの購入を検討しているけど、実際に防音の効果があるか不安だし、高額なので購入に踏み切れない方も多いかもしれません。
しかし、アクリルケースを使えば防音対策が簡単になりますし、選定さえ間違えなければ防音効果を得られると思います。
防音アクリルケース選定チェックポイント
防音目的でアクリルケースを購入する場合は、いくつかチェックポイントがあります。
防音に特化したい人は差し込み式扉を選ぶべし
コンセント穴と通気口穴があるか確認するべし
アクリル板の厚さは5mmを選ぶべし
アクリル板の厚さは5mm厚がおすすめです。
アクリル板は厚ければ厚い方が効果としては大きいですが、板厚が厚くなるほど重量が増えてしまいます。
しかも5mm以上になるとかなり重くなり、極端に扱いづらくなるので作業性が非常に悪くなります。
極端に重たい&金額も高くなるので板厚5mmのアクリルケースがおすすめです。
防音に特化したい人は差し込み式扉を選ぶべし
アクリルケースの扉は主に3種類に分かれます。
- 差し込み式扉
- 観音開き扉
- 片開き扉
結論から言いますが、一番防音に特化しているのは差し込み式扉になります。
- 差し込み式扉
差し込み式は扉を上へ引き上げるタイプで、密閉力が一番高いので防音を最重要で考えている方は差し込み式がいいと思います。
デメリットとしては、エサ替えや放鳥時に毎回扉を持ち上げなくてはいけないので少し手間がかかります。
- 観音開き扉
観音開き扉は2枚扉で左右に開くので、エサ替えや放鳥の際に手間がかからないのが魅力です。
デメリットとしては、差し込み式扉よりも防音効果が弱くなります。観音開き扉を利用する場合は別途補助対策をする方が無難です。
- 片開き扉
片開き扉は冷蔵庫の片開き扉と同じ様に片方開けるだけで、差し込み式と同じように大きく開きます。
デメリットは観音開き同様、差し込み式より防音効果が弱くなりますので、別途補助対策をするのが無難です。
片開き扉は観音開き扉と違って真ん中から分かれないので、インコの様子が観音開きタイプより観察しやすくなるのはいいところだと思います。
コンセント穴と通気口穴があるか確認するべし
アクリルケースはペットヒーターと併用して利用することが前提なので、通気口穴兼コンセント穴兼が必要です。
左右側面に4箇所ずつ(合計8箇所)程度空いていれば使い勝手がいいと思いますので、こちらも確認した方が無難です。
防音の補助対策は何をすればいい?
差し込み式扉が面倒なので、観音開き扉や片開き扉を購入したい方もたくさんいると思います。
そのまま使うと防音の効果が薄れますが、補助対策を行えば防音効果をより高めることができます。
両扉の隙間を隙間テープで無くす
観音開き扉の両扉を閉めた中央の隙間部分に隙間テープを貼り付け、限りなく隙間を無くします。
機密性が高まるので、防音効果も高まりますので観音開き扉を利用したい方にはオススメの対策です。
吸音材を使う
アクリルケース内に吸音材を貼り付けるのもおすすめです。
上部一面だけでも効果がある様なので、まず1面貼ってみて様子を見るのがおすすめです。
ケージを置く部分にコルクマットを敷く
ケージを置く部分の接地面にコルクマットを敷くと防音の効果があります。
吸音材を敷くとグラグラするかもしれないので、コルクマットの様な接地面が平らなものがお勧めです。
まとめ
インコのアクリルケースは正しく選べば、効果が期待できるものです。
一番効果が高いのは差し込み式扉ですが、作業性も重視したい場合は別途補助対策をすれば観音開き扉でも防音の効果は期待できます。
インコは鳴くのが仕事です。
鳴かないしつけをする事は出来ませんので、飼い主が防音対策をしてあげる事が重要です。
アクリルケースは一度買ってしまえば、割れない限りはかなりの年数利用することになりますので、
集合住宅でインコの鳴き声に悩まされている飼い主さんは買った方が色々と楽になるかもsれませんね。